投球動作や砲丸投げ、バレーボールのアタッカーなど主に肩を多く使う動作で引き起こされる肩関節の障害を総称したものをいいます。
初めは肩の引っかかり感や違和感を感じ、それが徐々に軽い痛みや日常的な痛みに変わり、悪化してくると肩を動かすのも苦痛になってしまいます。
原因として「腱板損傷」といって肩内部の筋肉の損傷、「滑液包炎」、「上腕二頭筋腱炎」などがあり使い過ぎや、悪いフォームなどが原因で起こることが多く、特に成長期の子どもの場合は骨端軟骨部分(骨の成長に関係する軟骨)に付着する筋の牽引により損傷します。
成人の場合には肩関節の柔軟性の低下や筋力の低下などの原因が多いです。
まずはアイシングをしながら安静にしてもらう事が大切です。
当院では炎症を早期に抑える為に電気治療などの物理療法や鍼灸治療を併用しながら経過を観察し、回復期に入った段階で柔軟性の確保の為にスポーツマッサージやストレッチ、筋力の向上のためのチューブトレーニングなどを導入していきます。
早期に治療をすれば軽傷のうちに回復し練習も再開できる障害です。
少しでも違和感を感じたら無理をせず治療をしましょう。