腰痛は最も多い疾患とされています。腰痛を引き起こす様々な原因や疾患などをできるできるだけわかりやすく、かつ詳しく説明していきたいと思います。
「自分の腰はどうなっちゃっているんだろう?」「腰痛さえなければ充実した生活が送れるのに・・・」「足のしびれはどこからくるの?原因は腰こしにあるの?」「骨盤が歪んでないかしら?」など皆様のお悩みが少しでも解消できるように内容を充実させていきたいと思います。
脊柱(背骨)は一つ一つの骨が積み重なり小さな関節を作って連結しています。
これを「椎間関節(ついかんかんせつ)」と言い、この関節に何らかのストレスが加わることにより引き起こされる腰痛を「椎間関節性腰痛」といいます。
筋筋膜性腰痛(きんきんまくせいようつう)とは「筋肉」や筋肉を覆っている「筋膜」の損傷、筋肉の過緊張が原因でおこる腰痛の事をいいます。
いわゆる「ぎっくり腰」も急性の筋筋膜性腰痛です。
50代~70代の方に好発すると言われている「腰部脊柱管狭窄症」(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)というものがあります。
腰の痛みや下肢のしびれなどの他に歩き始めてから数分すると下肢に痺れや重だるさなどが出現し途中で少し休むとまた歩けるなどと言った「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」というのもこの疾患の特徴的な症状です。
イスから立ち上がろうとした時や荷物を持ち上げようとした時、運動をしている時など腰に痛みを感じたことはありませんか。
腰痛の代表的な原因として長時間、同じ姿勢が続いた事による筋肉の疲労。
筋力の低下。
急性腰痛や腰椎椎間板ヘルニアなどがあげられます。
椎間板ヘルニアは悪化していくと強い痛みやシビレを伴うことがあるのでとても注意が必要です。
ギックリ腰のように突然、腰が痛みだすと早めに治療をされる方が多いのですが慢性腰痛の場合は我慢が出来てしまうため治療をせずに生活してしまう方が多い傾向にあります。
しかし、その慢性腰痛も「腰椎すべり症」という疾患が隠れている場合があります。
スポーツに打ち込む若年層に見られる腰痛の中で「腰椎分離症」(ようついぶんりしょう)というものがあります。
腰椎分離症は腰椎の椎体という所に繰り返しかかるストレスが原因で亀裂が入ってしまいその部分が離れてしまいます。
いわゆる、疲労骨折です。